商業施設新聞 2005年3月1日号 掲載記事紹介




特別インタビュー

二〇〇四年十二月末現在における携帯電話契約数は、八五四八万三八〇〇台(前月比〇・六%増、(社)電気通信事業者協会調べ)。新機種・コンテンツサービスが充実する携帯電話市場において、数年前から「飲食業界に特化した人材採用のコンテンツサービス」を提供するサービスがある。(株)キイストン(東京都港区芝五−二七−十四小川ビル四階、電話〇三−五四四三−七八五三)、代表取締役の細見昇市氏にお話を伺った。

−「エム採用(R)」とは。
細見 このサービスは、〇二年一月から企業向けのケータイ版採用ホームページサービスとして開始しました。これは、会社紹介や求人情報などを盛り込んだケータイ版ホームページサービスで、採用企業数も年々増加傾向にあります。

−採用市場の現状は。
細見 飲食業に限ったことではありませんが、世間は慢性的な人材不足に陥ってます。良い人材を発掘するためにどの企業も苦労しているんです。中でも外食産業は、学生などの雇用が流動的で人の出入りが激しいのが現状です。

−「エム採用(R)」を始めたきっかけは。
細見 現在の採用のやりとりは、新卒・中途採用ともにEメールが主流です。以前に比べ電話をあまり利用しない傾向にあります。しかし、これが採用市場を大きく変化させました。使いやすさという点で携帯電話は一番身近なメディアです。これを利用したコンテンツを提供しようというのが、サービスを始めたきっかけです。

−サービス概要を教えて下さい。
細見 「エム採用(R)」は、〇二年一月に立ち上げました。当初、採用企業数は一桁台に留まっていましたが、〇三年一二月に飲食業界に特化したケータイ版求人情報サイト「in−職」を開始した頃から採用企業数が格段に増え始めました。

−採用企業数が増えた背景は。
細見 求人市場はネットメディアと無料誌(フリーペーパー)の二極化が進んでいますが、フリーペーパーの波及効果が大きかったと思います。今では全国の各求人誌・紙で掲載されており、〇五年三月現在で三〇〇社でお取り扱い頂いております。今後、〇六年三月期で一〇〇〇社、〇七年三月期で一二〇〇社を目指しています。

−メリットなどは。
細見 企業側としては採用コストが大幅に削減できる点があります(初期投資二五万円に加え月々一万円の更新料)。年間採用コストが一〇〇〇万円弱圧縮できたという企業の例もあります。求職者側のメリットとしては、二四時間いつでも応募可能な点が挙げられます。同サービス導入後、応募総数が五倍に増えた(平均一・二倍)という実例もあります。これまで履歴書など、紙媒体を通じて採用を行っていたことが簡略化されるため、双方にとって有益なサービスだと考えます。なお、携帯コンテンツサービスには同様のものがありますが、飲食業界専用の採用サービスは当社が始めた独自のものとなっています。

−今後の事業展望について。
細見 求職市場は、ネット環境が整備されてきたことで、ここ数年で劇的に変化してきました。雇用形態も人材のアウトソーシング化が進んでおり、市場は変化し続けています。今後、飲食業界に特化した当社独自のサービスを多くの方に認知して頂き、「エム採用(R)」の件数を拡大、数年後には業界の採用課を目指したいと思います。




 
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